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おい信社
ゲーム・音楽等のレビューを中心としたブログ
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麻雀格闘倶楽部DS Wi-Fi対応

メーカー:KONAMI  機種:ニンテンドーDS
公式サイト

発売日レビューという事で、気になる点を簡潔に。

●Wi-Fi対戦
なんといってもこれが肝でしょう。環境さえあれば無料で全国対戦し放題です。
現状遊んでいて不満はありません。
夜になると人も適度に居ますし、操作や回線が重いとも感じず快適に遊べます。

特に一押ししたいのが、セーブファイルが3つありまして、1セーブファイル毎に違うDSでWi-Fi対戦が出来ます。
これまで発売されたWi-Fi対応ソフトは、ほとんどが1ソフトに対して1つのDSだったと思いますので、これはなかなか素晴らしい。
ご家族で遊んだり、友人に貸し借りするのも問題なくできるという事ですね。


●DSならではの
まずはタッチペン操作。
これは凄く快適。牌が拡大されて表示されるので凄く操作しやすく、操作ミスによる失敗はかなり起きにくくなっているでしょう。
二画面をしっかり活かした成果だと思います。

ただ一つ気になる人は気になる残念な点が。
上画面に表示される八索の模様が逆になってます。


ゲームそのものに全く支障はないですがちょっと間抜け。

●その他
音楽や効果音・演出は基本的にアーケード版を踏襲されているようです。
(アーケード版はそれほど遊んだ事がないので詳しい説明ができなくてすみません)
若干貧弱に感じるかもしれませんが。特に音はDSは弱めなので。

おまけ的やりこみ要素として、条件を満たすとコナミの過去のゲームのBGMや背景が手に入り、使用する事が出来るようになります。
例えばグラディウスのBGMを使用すると、効果音までグラディウスで使われていたものになります。
ゲームファンには嬉しいおまけかも。


初日触ってみただけでも、これまでDSで発売された麻雀ゲームではトップクラスの好感触です。
購入を迷っているという方は、買ってもまず大きな失敗はしないかと思います。

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ファイナルファンタジー 3

メーカー:スクウェア・エニックス  機種:ニンテンドーDS
公式サイト


●概要
人気RPGシリーズ、ファイナルファンタジーの3作目を初移植。
グラフィックは全面3Dポリゴンに。
主人公キャラクター達にも個性を持たせ、古臭さを感じさせない仕様に。
システム面では、FC版ではその場その場を乗り越えるためだけに変更する意味合いの強かったジョブを、
各々の個性を強め、どのジョブでもしっかりと使い続ける事が出来るように調整。
好評の音楽も当然リアレンジされています。

私はFC版がとても好きだったため、ここではFC版との比較をメインにレビューさせていただきます。


●グラフィック
3Dポリゴン化と知ってからおおいに不安でした。
しかし実際に遊んでみると全然気にならないレベル。

モンスターのグラフィックは、元のテイストそのままにポリゴン化していて、とても味があり格好良い。
街やダンジョンも、視点切り替え等は無いため余計な煩わしさは無く、
さらにMAPそのものもほぼ忠実に再現しているのは良い。
欠点は強いて挙げるなら、味方の攻撃に関して爽快感が少し薄れたかな、と。
頑張ってはいるんですけどね。

無理に飾り付けしすぎずに、あくまでも元の作品の持つ世界観を3D化して再現しただけ、というスタンスは好感が持てます。
弊害はゼロではありませんが、それは後述。


●キャラクター
主人公キャラクターに設定がつけられるという事、これも不安でした。
しかしこれまた遊んでみると気にならないレベル。

個性を前面に出してでしゃばる事もなく、台詞もそれほど多くない。
全くゼロから頭の中で設定を考えたい人にはそれでも不満でしょうが、
最近多い制作者の自己満足や説教臭い台詞の応酬はありませんし、
プレイ意欲をそぐような事は無いかと思います。

ただ、最近のRPGしか知らない人にとっては、物足りないかもしれませんね。


●ジョブシステム
変更されたジョブシステムは満足。
実際私のパーティにもクリア時点でシーフが居ましたし、自由度が高くなってます。
見た目がコロコロ変わるのも単純に見ていて楽しいのではないでしょうか。


●戦闘・難易度

難易度ですが、序~中盤にかけてはそこそこ難しさもあり良い感じです。
ボス格キャラは1ターンに2回以上攻撃してくるようになってむしろ強化されている気さえ。
しかし進めば進む程簡単になってくるあたり少し微妙ですね。

原因は味方の物理攻撃がやたらに強い事。
FC版では9999ダメージなんてそうそうお目にかかれなかった気がしますが、
今作ではポンポン飛び出す。
それに対してボスのHPがFC版とほぼ同等であると思われるため、あっさり片付きます。

そしてこれが3D化最大の弊害だと思っているのですが、
特殊な場合除き敵キャラは3体までしか出ません。
3体出るのも稀で、基本2体です。
物理ダメージが大きいのと相成って、反撃すら受けずに殲滅してしまう事が非常に多い。
攻撃されても1,2回なので致命傷にはなりえません。

さらに、FC版で難所と言われていたポイントは、少し易しく修正されている気がします。
ラストダンジョンでは中ボスから次の中ボスまで雑魚敵とエンカウントしなかった事さえあります。


●DSならではの
タッチペン操作は私は使ってないので触れられません。

二画面を使った演出はそれなりに効果的です。
フィールドマップで地図が表示されているのも便利でしょう。
サイトロの立場がほとんど無い気もしなくないですが。

通信要素は完全に蛇足。
しかも使わなければ隠し要素解禁できないとは。
面白ければ自然に使いますが、出来る事はただメッセージのやり取り。
おそらく9割以上のユーザーにとっては、ただ解禁のための作業でしかないでしょう。


●音楽
文句なしです。
DSのスピーカーそのものがしょぼいので、ヘッドフォン推奨。
個人的にはラスボスでFCぽさの残るチープなアレンジ持ってきてくれたのには感動しました。

サントラも発売されるので要注目です。


●まとめ
FC版のFF3を楽しんだ人にとっては、概ね満足のいくリメイクだと思います。
それだけに、当時のRPGを知らずに遊ぶ人にとっては、ボリュームや演出などでは物足りないかな?
難易度調整があと一歩と、1戦闘の敵の数だけちゃんとしてくれてれば、リメイクとしては満点つけて良かったのですが・・・
というわけで、思い入れ多分に入ってますが、


93点(100点満点中)




大航海時代4 ROTA NOVA

メーカー:コーエー  機種:ニンテンドーDS
公式サイト

シリーズでは1と2は遊びました。もう十何年も前ですが。
今作はとりあえず4人(うち1人は最初は選択不可)用意された主人公のうち、
ラファエルをクリアし、マリアを終盤まで進めた時点でのレビューです。


●概要

ゲーム自体はさすがに安心の作りです。
最終目標はありますが、過程は自由。
交易で財を成すも良し、海賊家業に精を出すも良し。

思い付きで日本から無理矢理太平洋横断、
やっとアメリカ大陸についたものの当然港町は大陸の東側にしかありませんで、
パナマ運河が無いために、街が向こうにあるのがわかってるのに、そこから更に死ぬ気で南米を迂回させられました。
いやぁ、パナマ運河って素晴らしいですね。
そんな遊び方も出来ます。

時間の概念はありますが、年齢や寿命はありませんので何年でも好きなようにまったりプレイできます。


●難易度に関して

コーエーのSLG系ゲーム全般に言える事ですが、
序盤はやる事も考える事も壁も多いのですが、進めば進む程易しくなり単純作業化しやすいです。
特に今作は前半も易しめなものですから、少し進めば安定する気がします。
自分は最初にアフリカ制覇した時点で資金繰りに困る事はほとんど無くなりました。

ただ、黄金航路発掘というシステムがあるため、交易はその後もモチベーション保ってやってましたね。
これはなかなかナイスです。

とまぁ、色々と自分なりの楽しみ方を模索できる方にとっては問題無いですし、それが出来るだけの自由さはあります。
ただ、最終目標クリアまでの過程は自由と書きましたが、
各種イベントを起こすにはある程度は流れに沿う必要があり、条件もあります。
そのため、イベントに縛られすぎると長所を殺す事はあるかもしれません。


●遊び方は自由とは言え

遊び方は自由ですが、冒険と探索に重きを置く遊び方はあまり向かないように思います。

難易度低下にも関わっているのですが、最初から航路図に線が引かれてある点と、
新大陸やアジアも既に開拓されていて地図も最初から表示されている点が。
新しい地域にやってきても、最初から地図は表示されているし、
街の場所は一応は表示されていないものの、航路線が引かれてあるため解ります。
ゲーム内時間経過が早いため、あっという間に移動できてしまうのも一因かな。

冒頭にパナマ運河云々を書いたように楽しめなくはないですが、
港のある地区は最初から地図が表示されているだけに楽しみは薄い、って感じですかね。
ロシア北側から東アジアへ行くのも、比較的簡単に行けます。

ただ、今作は交易と勢力争いに重きが置かれているというように考えればで、
その面について非常に快適に遊びやすい仕様となっております。
全てを自由に、かつ快適にというのはやっぱり難しいんですね。


●世界観など

タイトルそのまま、大航海時代が舞台です。
ただ、時代背景を絡めた歴史的な要素は色濃くありません。
宗教関連だとか殖民・奴隷関連の事が深く関わる事は無し。
いや、旧作にも大してありませんでしたが、
色々な人種が仲間になったり、遺跡探索の要素があるだけに、
そういう事に触れられないのが違和感になり得る格好。
国家間の確執もイベントで関わる際くらいしか意識しない程度。
歴史好きだから、で手を出すゲームではないとは思います。


●DSオリジナル要素

何と言ってもタッチペン操作。
素晴らしく相性が良いと感じました。
個人的な話ですが、これまでタッチペンでも操作できるというゲームでも、
タッチペンを使う事はほとんどなかったんです。
しかしこのゲームでは完全にタッチペンメインで進めました。

2画面に関してもゲームと非常に相性が良い。
この手のゲームはデータ閲覧を頻繁に行うため、
そこをストレス無しで出来るのは非常に快適。
航海中も地図を見るのにいちいちゲーム進行が滞りません。

通信レースは遊んでいないので言及できませんが、
上記2点だけでも、十分DS版が発売された意味、DS版を選ぶ意味を感じられると思います。


●まとめ

不満も書いておりますが、あくまでもレビューのために出した不満であって、
決定的な欠点は無いと感じます。
DSオリジナルの追加要素も、でしゃばりすぎず、
非常に良くゲームの特性を考えてくれていて好感が持てます。
おそらくはこのゲームの世界観やタイトルに興味を持った方しかここを見ないと思いますが、
そういう方なら購入して損は無いでしょう。
自信を持ってオススメです。

86点(100点満点中)


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