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おい信社
ゲーム・音楽等のレビューを中心としたブログ
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GOD OF WAR(ゴッド オブ ウォー)

メーカー:カプコン  機種:PS2
公式サイト

●概要
続編の制作も決定している海外産アクションゲーム。
ギリシャ神話を素材に用いた物語。
美麗なグラフィックと派手な演出が目につくが、ゲームそのものは謎解き要素の強めなアクション。
キャラクターはやはり洋ゲー感丸出しであるが、システム・バランスは国産ゲーム並に丁寧である。
演出面の関係で17歳以上対象。
特に残酷な描写が多いので、苦手な人は要注意。

●好印象
一般的に一番のウリは、その美麗なグラフィックと演出ではないでしょうか。
これは本当に素晴らしいです。
個人的にはゲームの面白さにグラフィックは関係ないと思っておりますが、
グラフィックを重視する人でもこの出来で文句を言う人は居ないのではないでしょうか。

さらに素晴らしい事にロードで止まる事が皆無です。
(※本体の調子如何によってはロードになる事もあります)
「ここからここまでで1ステージ」という区切りもほとんど無く、
シームレスで広い街とダンジョンを進んでいけるのは感動を覚えます。
ムービーなどが挿入される場面でもほぼ待たされません。

しかし洋ゲーであるという事とキャラの見た目で大半の人が敬遠してしまいそうです。
しかしその実、とても日本人の肌に合う作りになっていると感じました。

まず難易度。
選択式ですが、EASYにすればザコキャラにやられてしまう事はほぼ無くなるでしょう。
敵と戦う事より、罠や仕掛けの謎解きに重きをおいてあるゲームなので、それにより楽しめなくなるという事もないと思います。

その謎解き含むその他アクションなのですが、場所によっては即死トラップなどがあります。
しかしその場で即コンティニュー可能。
待たされる時間も皆無で非常にストレス無く遊べます。
謎解きそのものが全く解らずにいても、それとなくカメラの動き等でヒントをくれたりもします。

かと言って洋ゲーの良さもばっちり残っております。
独特のノリであったり、媚びない展開、洗練された演出、等。
バカゲー的な要素も忘れてはいけません。
洋ゲーに興味はあるけど難しくて・・・という方には入門用としてもこれ以上ないゲームではないでしょうか。


●残念な点
ボス戦の少なさにつきます。
ゲーム中1,2を争う楽しいポイントだけに勿体無く感じますね。

あと、これはある意味仕方ないのですが、ユーザーに親切に作ってしまったがために難易度が中途半端に感じるかもしれません。
個人的には謎解きで詰まる事もなく、少し簡単でした。

どちらもゲームの面白さに重大な影響を与える問題だとは思いません。


●総評
人によって合う合わないはあるでしょうが、とりあえずアクションゲームが好きなら遊んでおくべきだと思います。
海外産ゲームに興味があったけど未プレイという方にはまさに入門に最適。
特定の層に媚びたようなゲームばかりでうんざりという方も是非どうぞ。

92点(100点満点中)


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以前レビューさせていただいた『レッスルエンジェルス サバイバー ザ・コンプリートガイド』ですが、
紹介したもののずっと購入できない状態だったようです。
レビュー記事はこちら
しかし再販売の目処がたったのか、amazone・楽天ブックスともに注文可能になっていました。
まだ未入手の方、オークションで定価以上出すのに抵抗がある方はこの機会にお早めに!

『レッスルエンジェルス サバイバー ザ・コンプリートガイド』を楽天ブックスで購入



英雄伝説 空の軌跡

メーカー:日本ファルコム  機種:PSP Windows
公式サイト

●概要
PCで高い評価を得たRPGがPSPにも登場。
内容は新米遊撃士の冒険と成長の物語。
目だった目新しさは特に無いものの、物語・キャラクター・システム・グラフィック、それぞれが非常に丁寧に作られている。


●物語や世界観
冒険と成長、王道の物語ですがそれが良い。
変に悟ったり捻くれていたり理屈っぽかったりしません。
とてもストレートに心に入ってくる物語です。

世界観は専門用語が多く少し複雑かも。
遊んでいるうちにすぐ慣れるのでそれほど問題には感じませんが、
始めるのを躊躇する要因にはなりかねないかもしれませんね。

会話のノリや展開に、俗に言うライトノベルぽさがあります。
気になる人は気になるかもしれません。
気にならない人にとっては、音楽と相俟ってこの世界を満喫できるのではないでしょうか。

英雄伝説シリーズは遊んだ事が無いのでシリーズ比較は出来ませんが、
個人的にはLUNARシリーズなどに通じるものがあるかな、と感じました。
LUNARシリーズが好きな人ならおそらく楽しめるかなと。


●システム
基本的にシンプルです。
戦闘はシンボルエンカウント方式なうえ、確実に退却できるので、
物語を早く進めたくなった時に不要なストレスは少し軽減されるかも。
ただし、戦闘のテンポそのものは良いわけではないです。

戦闘システムは、簡単に例えるなら“マスのあるグランディア”
テンポは良くないのですが、例えた元が元だけに結構面白いです。
素早いものから行動していき、あらかじめ行動順が表示されています。
ただの表示だけではなく、「この番に行動した者は攻撃力アップ」など特殊効果のある番があり、
必ずしも早ければそれで良いとは限らなくなってきます。
そこへ行動をずらす技や魔法が加わるので戦略性はなかなか高いです。

経験地とレベルアップには特殊な概念はありませんが、
魔法と付加能力値は自分の手で決めるシステムになっております。
FCに関してはあまり感じませんでしたが、SCにおいてはこのバランスがなかなか絶妙です。
“何でも出来るキャラ”にするのは不可能で、バランスと特性を考えるのが楽しいのではないでしょうか。

こうして書き連ねてみると、一見ややこしいように見えますが遊んでみると非常にシンプルで、難易度もそれほど高くないです。
ただ、それだけにある程度自分達が強くなってくると、煩わしくなる面も。
戦闘のテンポが良くないのもそれに拍車をかけます。
そこで、確実に退却が出来る事などが活きてくるのですが。


●総評
久しぶりにSFCの頃に代表される“RPG全盛期のRPG”という感じのゲームを遊んだなぁという感想です。
そして全盛期にあっても遜色は無いクオリティのゲームだとも。
この度PSPに移植されるという事でレビューを書いてみましたが、物語の前半部分であるFCだけです。
(一応の区切りはつきますが)
PCのスペックもそれほど高いものは要求されませんし、興味のある人はPC版をサクッと買ってしまう方が良いかもしれません。

なお、PSP版の追加要素は以下を参照
http://www.falcom.co.jp/sorafc_psp/system.html
これはこれで、携帯機で遊べるという事も加味して、非常に魅力的ではあるのですけどね。

PC版、SCまで含めての採点(PSP未プレイ)
80点(100点満点中)


レッスルエンジェルス サバイバー ザ・コンプリートガイド

出版社: メディアワークス

予想外の反響を呼んでいる「レッスルエンジェルス サバイバー」
その攻略本もまた、各地で品切れ続出の大反響のようです。


内容は主にデータ関連のイラスト。

データに関しては非常に充実しております。
選手や試合に関するデータはもちろん、練習・試合で得られる経験点とその分配方法の詳細から、
試合非観戦の際の勝敗決定方法の計算式までをもカバー。
育成・経営ゲームのデータ集として申し分のない、満足のいく内容です。

イラストは、各種広告から予約特典、一般には未公開と思われるイラストまで多数掲載。
かなりHな内容のものが多いので、その手のファンも大満足でしょう。

ただ、表紙まで何の本なのか解らないくらいエロなので、購入するのに躊躇するかも。
そのために通信販売があるんですけどね。
各種通販サイトで軒並みありえない程上位にランクインしているのはそんな影響もあるのではないでしょうか。

誇張ではなく人気が高く品薄状態で、再版分も容易に手に入るとは限らないので、注文・予約はお早めに!

『レッスルエンジェルス サバイバー ザ・コンプリートガイド』を楽天ブックスで購入





ちなみにしおりとしてSDキャラの選手カードがついてくるのですが、
ゆっこ、むとめ、南、菊池の4枚が確認されている模様です。
私は菊池でした。
・・・ゲーム内で使った事も試合した事もないのになぁ。

ファイナルファンタジー 3

メーカー:スクウェア・エニックス  機種:ニンテンドーDS
公式サイト


●概要
人気RPGシリーズ、ファイナルファンタジーの3作目を初移植。
グラフィックは全面3Dポリゴンに。
主人公キャラクター達にも個性を持たせ、古臭さを感じさせない仕様に。
システム面では、FC版ではその場その場を乗り越えるためだけに変更する意味合いの強かったジョブを、
各々の個性を強め、どのジョブでもしっかりと使い続ける事が出来るように調整。
好評の音楽も当然リアレンジされています。

私はFC版がとても好きだったため、ここではFC版との比較をメインにレビューさせていただきます。


●グラフィック
3Dポリゴン化と知ってからおおいに不安でした。
しかし実際に遊んでみると全然気にならないレベル。

モンスターのグラフィックは、元のテイストそのままにポリゴン化していて、とても味があり格好良い。
街やダンジョンも、視点切り替え等は無いため余計な煩わしさは無く、
さらにMAPそのものもほぼ忠実に再現しているのは良い。
欠点は強いて挙げるなら、味方の攻撃に関して爽快感が少し薄れたかな、と。
頑張ってはいるんですけどね。

無理に飾り付けしすぎずに、あくまでも元の作品の持つ世界観を3D化して再現しただけ、というスタンスは好感が持てます。
弊害はゼロではありませんが、それは後述。


●キャラクター
主人公キャラクターに設定がつけられるという事、これも不安でした。
しかしこれまた遊んでみると気にならないレベル。

個性を前面に出してでしゃばる事もなく、台詞もそれほど多くない。
全くゼロから頭の中で設定を考えたい人にはそれでも不満でしょうが、
最近多い制作者の自己満足や説教臭い台詞の応酬はありませんし、
プレイ意欲をそぐような事は無いかと思います。

ただ、最近のRPGしか知らない人にとっては、物足りないかもしれませんね。


●ジョブシステム
変更されたジョブシステムは満足。
実際私のパーティにもクリア時点でシーフが居ましたし、自由度が高くなってます。
見た目がコロコロ変わるのも単純に見ていて楽しいのではないでしょうか。


●戦闘・難易度

難易度ですが、序~中盤にかけてはそこそこ難しさもあり良い感じです。
ボス格キャラは1ターンに2回以上攻撃してくるようになってむしろ強化されている気さえ。
しかし進めば進む程簡単になってくるあたり少し微妙ですね。

原因は味方の物理攻撃がやたらに強い事。
FC版では9999ダメージなんてそうそうお目にかかれなかった気がしますが、
今作ではポンポン飛び出す。
それに対してボスのHPがFC版とほぼ同等であると思われるため、あっさり片付きます。

そしてこれが3D化最大の弊害だと思っているのですが、
特殊な場合除き敵キャラは3体までしか出ません。
3体出るのも稀で、基本2体です。
物理ダメージが大きいのと相成って、反撃すら受けずに殲滅してしまう事が非常に多い。
攻撃されても1,2回なので致命傷にはなりえません。

さらに、FC版で難所と言われていたポイントは、少し易しく修正されている気がします。
ラストダンジョンでは中ボスから次の中ボスまで雑魚敵とエンカウントしなかった事さえあります。


●DSならではの
タッチペン操作は私は使ってないので触れられません。

二画面を使った演出はそれなりに効果的です。
フィールドマップで地図が表示されているのも便利でしょう。
サイトロの立場がほとんど無い気もしなくないですが。

通信要素は完全に蛇足。
しかも使わなければ隠し要素解禁できないとは。
面白ければ自然に使いますが、出来る事はただメッセージのやり取り。
おそらく9割以上のユーザーにとっては、ただ解禁のための作業でしかないでしょう。


●音楽
文句なしです。
DSのスピーカーそのものがしょぼいので、ヘッドフォン推奨。
個人的にはラスボスでFCぽさの残るチープなアレンジ持ってきてくれたのには感動しました。

サントラも発売されるので要注目です。


●まとめ
FC版のFF3を楽しんだ人にとっては、概ね満足のいくリメイクだと思います。
それだけに、当時のRPGを知らずに遊ぶ人にとっては、ボリュームや演出などでは物足りないかな?
難易度調整があと一歩と、1戦闘の敵の数だけちゃんとしてくれてれば、リメイクとしては満点つけて良かったのですが・・・
というわけで、思い入れ多分に入ってますが、


93点(100点満点中)



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